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■ 8月12日〜8月21日|遠隔観察の続編:ピンク葉ライチ/培養観察

  • 執筆者の写真: 玖 枢
    玖 枢
  • 8月22日
  • 読了時間: 2分

北京の母の水耕ライチは、前回よりもピンクの葉がぐっと大きくなって見応えが出てきました。タイミングを合わせて、母にUVAで照らしてもらい(波長は細田先生のライトと同程度と推定)、写真と動画を送ってもらっています。いまは週1で同条件(距離・角度・無地背景)で撮ってもらい、色の推移を追跡中。もう少し育って葉が厚くなったら、395+405nmでもあらためてテストしてみるつもりです。


一方で、細菌のほうは思ったより育ちがゆっくりだったので、ここは焦らず、基礎から真菌培養を学び直して、標本を分けて単独で育ててみることにしました。やってみると、半分は実験、半分は観察遊びのような感覚でちょうどよく、いまは白〜灰の綿毛状の菌糸が面積を広げ、ところどころに黒い点(成熟した胞子嚢らしきもの)も出てきています。外観からの仮説では**Rhizopus(クモノスカビ)かMucor(ケカビ)**あたりかもしれません。カメラは三脚で位置を固定し、画面に小さな定規(スケール)とグレーカードを入れて、可視光とUVA(365nm)で同一条件の定点撮影にしています。UVC(254nm)のライトが届いたら、可視・UVA・UVCの3条件で前後比較も撮る予定です。


それと並行して、前から気になっていたニュートン式望遠鏡のDIYも少しずつ。必要な部品はほぼTaobaoで手配済みで、届くまでのあいだに「紫外線写真×天文観察」で何ができるかをノートに書き留めています。うまくいくかは実装次第なので、急がずにアイデアは磨きつつ、当面はカビたちと、家で世話しているイモムシの観察を続けます。

 
 
 

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