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■ 8月2日〜8月11日|小さな発光と、遠くの家族との観察

  • 執筆者の写真: 玖 枢
    玖 枢
  • 8月11日
  • 読了時間: 1分

展示も中期報告もひと段落し、8月前半は少しゆるやかに素材探しと新たな観察を始めました。東京に戻ってからは、浅草橋の鉱物店で新しい石をいくつか購入。UVライトを持参し、その場で簡単に蛍光反応をチェックしてみたのですが、残念ながら今回は特にめぼしい発光は見られず。思ったような“出会い”はなかったけれど、それもまた一期一会だなと思います。

一方で、以前山中で撮影した地衣類の強い蛍光反応がずっと気になっていて、それをヒントに、今回は梅酒や白胡椒などを使って細菌の培養を始めてみました。といっても、私は微生物の専門家ではないので、半分は実験、半分は観察遊びのような感覚で。まだ菌たちは小さいのですが、UVを当てると中にはかなり強く反応するものもあって、今後の育ちが楽しみです。

そんな中、北京の母から「ライチの種を水耕で育ててたら、葉っぱがピンクになった!」という連絡が来ました。写真を見せてもらうと、確かに淡いピンク色をしていて、おそらく葉緑素が少ないせいだろうと思います。私はそれにすぐ反応して、「ぜひ育ったらUVライトで照らしてみて!」とお願いしました。こうして少しずつ家族も私の“見えないもの探し”に巻き込まれていくのが、ちょっと嬉しいです。

 
 
 

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