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■1月4日〜1月10日|自家製本の試行錯誤と物理的な敗北

執筆者の写真: 玖 枢
玖 枢
4月8日
読了時間: 1分

年が明けても状況は好転せず、冬休み中に当たった5社の工場からも、色再現不可との回答が続いた。 窮地に立たされた自身は、大学にある広色域対応のインクジェットプリンター(ジークレー)を使用し、教授の監修のもと、自分自身で出力から製本までを行うという最終手段に出た。 形式は、時間の連続性を表現できるA4サイズの「蛇腹折り」を採用した。 しかし、いざ制作を始めてみると、「本を作る」という行為がいかに高度な技術を要するかを痛感させられた。 不安を感じながらも、なんとか形にした試作段階のサンプルを恐る恐る細田先生にお見せしたところ、「これでは高校生の工作レベルだね」と一刀両断された。先生の言葉はあまりに正論であり、自分の甘さを突きつけられ、穴があったら入りたいほどの羞恥心に襲われた。しかし同時に、その悔しさが強烈な原動力となった。「絶対にプロのクオリティで仕上げて見返す」という執念に近いエネルギーが湧き、それが結果として、諦めずに工場を探し続ける推進力になったのだと推測される。

 
 
 

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