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■12月15日〜12月28日|CMYKの壁と色の喪失

執筆者の写真: 玖 枢
玖 枢
4月8日
読了時間: 1分

展示まで1ヶ月を切り、制作は最大の難所に差し掛かった。印刷における色再現の問題である。 中国の印刷会社数社にコンタクトを取り、色校正(テストプリント)を取り寄せたが、届いたサンプルを見た瞬間、血の気が引く思いであった。 作品の生命線である、あの深く、妖しい青紫色や蛍光色が、CMYKのインクでは全く再現されていなかったのである。鮮やかな光の粒子は、彩度が著しく低下し、濁ったグレーへと変質していた。 理屈ではRGBとCMYKの色域差(ガマット)については理解していたが、実際に自分の作品がここまで劣化してしまう現実に直面し、相当な衝撃を受けた。「見えないものを見せる」はずの作品が、印刷技術の限界によって再び「見えないもの」になってしまう。 同時期に進めていた中期発表のプレゼン準備や原稿の推敲のプレッシャーも重なり、精神的にかなり追い詰められた時期であった。

 
 
 

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