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■ 7月12日〜7月18日|参考資料の読解と観察補完

  • 執筆者の写真: 玖 枢
    玖 枢
  • 7月20日
  • 読了時間: 1分

更新日:8月11日

教授より推薦された展覧会図録『ヒカリ展』を受領し、通読を通じて自然光・人工光の美術的応用と視覚認識における光の役割について多角的な知見を得た。特に、展示作品における**「光そのものを素材とする試み」や「知覚のズレを作品化するアプローチ」**は、紫外線を通じて“見えないものを可視化する”本研究テーマとの親和性が高く、今後の構成・展示方針において重要な示唆となると考えられた。

資料中では、視覚が単なる情報伝達手段ではなく、感情・記憶・空間の再構築に深く関わる感覚であるという記述が繰り返されており、実験記録や標本観察における写真・光の扱いについて再考を促された。

この時期の観察対象は再び自宅周辺へと戻り、落果した柿や栗、干からびた葉片などの経時変化と蛍光反応を記録。果皮表面の酸化や乾燥により蛍光の色調・分布が変化する様子が見られた。また、素材の水分量や表面構造に応じて、反射性から吸収性へと可視印象が移行する過程も記録された。

 
 
 

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