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■ 6月20日〜6月30日|廃棄物および生活用品の蛍光反応記録

  • 執筆者の写真: 玖 枢
    玖 枢
  • 7月20日
  • 読了時間: 1分

ごみ収集日前夜、生活圏内にて近隣家庭の可燃ごみを遠距離から非接触で撮影。透明な袋越しに、蛍光を示す素材(衣類、プラスチック容器、包装フィルムなど)が複数確認された。中でも調味料の空き容器や清掃用具、洗剤のボトル等が、365nm紫外線下で明瞭な蛍光反応を示した。

また、生ゴミ(厨余廃棄物)においても特有の反応が観察され、特に液体や水分を含む食品残渣は、袋越しに淡い白色あるいは青白色の反射を呈した。これは**水分や脂質の表面反射、および腐敗過程で生成された有機物(アミン類、脂肪酸、分解タンパク等)**が関与している可能性がある。

これらの観察は、日常生活における「可視性」の再編を示すものであり、通常の視覚環境では無意味に分類される廃棄物が、紫外線下で異なる秩序や美的構造を持ちうることを示唆している。

 
 
 

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